優れた補綴治療「インプラント治療」

歯を失ってしまった場合に、あごの骨にチタン製の人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工歯を被せて機能を回復させるインプラント治療。生体親和性の高いチタンがあごの骨にしっかり結合し、天然歯と変わらない咬み心地が手に入ります。また、人工歯はセラミックで作られるため見た目もとても自然。咬み心地・見た目ともに、まるで天然歯が戻ったかのような感覚です。

歯を失ってしまった方はもちろん、今お使いの入れ歯やブリッジにご不満がある方は、一度インプラントを検討されてみてはいかがでしょうか? メインテナンス次第で長く使い続けることができるインプラントは、きっと楽しい毎日をサポートしてくれることでしょう。

なお、当医院ではたとえば「あごの骨が薄いため、他医院でインプラントが無理だと言われてしまった」という患者さまに対しても、インプラント治療を可能にしています。インプラント治療については何でも、当医院にご相談ください。

インプラント治療のメリット・デメリット

メリット

メリット1:天然歯のような咬み心地がよみがえる!

インプラントはあごの骨にしっかり結合するため、天然歯のおよそ80%まで咬む力が回復すると言われています。入れ歯と違い、硬い物も気にせず食事が楽しめます。

メリット2:見た目が美しい!

人工歯に使われるセラミックは、自然な歯の色を再現できる素材。部分入れ歯のように引っかけるバネもなく、美しい口元がよみがえります。

メリット3:装着の違和感がなく、会話もスムーズ!

インプラント治療は、天然歯と変わらない感覚を得られる治療です。入れ歯のように装着時の痛みやずれ、もたつきなどといった不具合もないため、発音に支障も生まれません。食事と同じく、会話も存分に楽しむことができます。

メリット4:健康な歯に負担をかけない!

インプラント治療は、単独での治療になります。そのためブリッジのように支えになる歯を削ったり、部分入れ歯のように歯にバネを引っかけたりするなど、周りの健康な歯に負担をかけません。

※下記のイラストは咬み合わせた時の負荷のバランスを表しています。

インプラント

インプラント

入れ歯

入れ歯

ブリッジ

ブリッジ

デメリット

デメリット1:治療費が比較的高額

インプラント治療は保険が適用されないため、自費診療となります。そのため治療費は比較的高額になります。しかし、メインテナンス次第で長期使用が可能なことや快適さ、美しさといったメリットを考えた場合、決して高い治療ではありません。

デメリット2:治療期間が長い

インプラント治療では、人工歯根とあごの骨の結合にどうしてもある程度期間を必要とします。しかし治療後のメリットを考えた場合、期間がかかっただけの満足度を得られます。

当院では早く治療を行いたい方のご要望に沿える取り組みを行っています。詳しくは早くインプラント治療を行いたい方 のページをご覧ください。

デメリット3:全身疾患などによって適用できないケースがある

インプラント治療は、糖尿病や心臓病などの全身疾患をお持ちの方には対応できないことがあります。しかし、たとえば糖尿病の方でも血糖値のコントロールがしっかりできている場合には治療が可能になるなど、その判断は一人ひとり異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。

デメリット4:骨が薄いとできない

インプラント治療は、あごの骨が薄いと人工歯根が固定できないため、そのままでは治療ができません。なお、当医院では骨が薄くても治療が可能なミニインプラントを用いた治療や、骨を増やす再生治療を行ったうえでの治療にも対応しています。他院で骨の薄さを原因にインプラント治療を断られたという方も、どうぞお気軽にご相談ください。
骨が薄いと言われた方はこちらのページをご覧ください

恵愛歯科が考えるインプラント治療

インプラント治療は、咬み心地・見た目ともに回復力に優れたメリットの多い治療です。しかし、当医院ではやみくもにインプラント治療をおすすめするわけではありません。インプラント治療を「周りの歯に負担をかけないために行うもの」と考えております。まずは患者さまの歯を残すことを最優先に考え、CTを用いた的確な診断に基づいて最適な治療計画をご提案しています。「虫歯がひどくなったからすぐに抜歯」といった判断をすることは決してありませんのでご安心ください。

インプラント治療は最終手段

当医院としては、いくらインプラント治療が優れているからといって、すぐに抜歯をしてインプラントを埋め込むことを選択するのは、根本的にちょっと違うと考えています。まずは、咬合崩壊を防ぐことを大前提として歯根の治療などによってできるかぎり天然歯を活かし、これ以上治療を続けても周りの歯に負担になってしまうだけ、と判断した時点ではじめてインプラント治療を行うべきだと考えています。

インプラントはあくまで周りの歯を救うために行うもの。まずはどこまで歯を残せるかを念頭に治療方針を立案するのが当医院の方針です。

抜歯後を考えて抜歯を行います

当医院では抜く前の治療に力を入れておりますが、やむをえず抜かざるを得ないケース・抜かないことで将来的に周りの歯をダメにしてしまうと思われるケースでは、抜歯後にインプラント治療をおすすめしております。なお、抜歯後にはインプラント治療を受けたいとお考えの方は、あらかじめドクターにお申し出ください。抜歯即時埋入法という、抜歯後すぐにインプラントを埋め込む治療法もあります。

予防的修復治療として

予防的修復治療として

当医院では、インプラントをQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)向上・維持のための治療だととらえています。生涯にわたって自分自身でしっかり咬んで食事をとることで、咬合崩壊や認知症を予防するために、インプラントはとても有効だと考えているのです。虫歯や歯周病の発症・再発を防ぎ、お口の中の健康を守るための「予防修復治療」としてインプラントをおすすめしています。

当医院では治療後もタバコをやめられない方に対し、インプラント治療をお断りすることがあります。なぜならタバコを吸っている方は、インプラント治療が成功しにくいためです。タバコはインプラント治療に対し、次のようなリスクを与えます。

感染リスクを高める

タバコは歯ぐきの免疫力を低下させるため、炎症が起きやすくなります。

インプラントとあごの骨との結合を妨げる

タバコは血管を収縮させて血液が酸素を運ぶ力を妨害し、血流を悪化させます。それによって歯周組織に必要な栄養や酸素が届かなくなるため、インプラントと骨の結合を妨害することになるのです。

インプラント周囲炎の発症率を高める

タバコは、唾液の分泌量を低下させます。自浄作用を持つ唾液が少ないと、お口の中の細菌が繁殖しやすくなり、インプラント周囲炎にかかりやすくなります。そのため、せっかく埋め込んだインプラントが抜け落ちてしまうリスクを高めてしまうのです。

インプラント治療で快適な口腔内を手に入れたい方は、これを機に禁煙されることをおすすめします。

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