「インプラントは魅力的だけど、治療期間が長いのがちょっと……」という理由で、インプラント治療をあきらめてはいませんか? 実はインプラントにも、短期間で治療が終わるミニインプラントと抜歯即時埋入法というものもあり、短期間で咬める歯を手に入れたい方におすすめです。
ミニインプラントとは、通常のタイプより小さいインプラントのこと。下あごの骨に4本埋め込んで入れ歯を固定し、ずれやもたつきを解消します。
はじめにCT撮影やレントゲン撮影などを行い、しっかりと診査・診断を行います。
麻酔をし、歯ぐきの上からあごの骨の表面に小さな穴をあけます。ミニインプラントでは、通常のインプラント手術のように歯ぐきを切開する必要はありません。
ドライバーにミニインプラントを固定し、ゆっくりと穴に埋め込んでいきます。
入れ歯の裏側を、ミニインプラントに固定しやすいようくり抜きます。そしてミニインプラントの頭に、固定させるための金具を装着します。
金具に入れ歯を固定させ、治療は完了です。
ミニインプラントも通常のインプラントと同じように、術後のメインテナンスがとても重要です。できるだけ長持ちさせるために、しっかりと意識して毎日のケアとメインテナンスを続けましょう。
新しい、ミニインプラントが登場します!
当医院では日本人に合うミニインプラントにこだわり、新しいミニインプラントの開発を行いました。外国人に比べてあごの骨が薄い日本人に適したミニインプラントの登場によって、今まで以上に快適かつ機能的な修復治療が可能になります。
2012年秋、新しいミニインプラントがいよいよ登場します! くわしくはお気軽にお問い合わせください。
治療期間が長いというインプラントのデメリットを大きく払拭する治療法に、「抜歯即時埋入法」があります。当医院ではこの治療と、あごの骨を再生させる治療「ソケットリフト」を同時に行うことが可能です。
抜歯即時埋入法とは
抜歯即時埋入法とは、通常は抜歯後に治癒期間を置いてからインプラントを埋入するのに対し、抜歯と同時にインプラントを埋入する方法です。これによって、通常であれば「抜歯」と「埋入」で2回必要だった手術が1回で済み、状態によってはその日のうちに仮歯を装着することも可能になります。
治療期間や手術などによる、身体的かつ精神的な負担を大幅に減らすことができる、抜歯即時埋入法。治療には、骨量や厚みなどのさまざまな条件が必要となりますので、興味のある方は一度ご相談ください。
術前
術後
フィクスチャーとアバットメントを装着、骨の量が足りないためGBR法で骨の量を増やしました。
FINISH
ソケットリフトとは
インプラント埋入時に上あごの骨の厚みが足りないという場合に行う処置が「ソケットリフト」です。インプラントを埋め込む穴を利用し上顎洞(じょうがくどう)に人工骨を注入して再生を促し、骨の厚みを確保します。
一般的に、上の歯が1本もない方や入れ歯をされている方は、咬んだ際の刺激があごの骨に伝わらないためあごの骨が痩せている傾向にあります。その場合、インプラントを埋め込んだとしてもうまく結合しません。そのため、インプラントを埋め込む穴を利用し上顎洞(じょうがくどう)に人工骨を注入して再生を促し、骨の厚みを確保する必要があるのです。なお、本数が多い場合は時間がかかることがありますし、術式は口腔内やあごの骨の状況によって変わります。
抜歯即時埋入法とソケットリフトを同時に行った症例
また、当医院では「可撤式インプラント義歯」「ボーンアンカードブリッジ」といったすぐに快適な口腔内を取り戻す方法もご提案しています。
可撤式インプラント義歯
従来の入れ歯にあった歯ぐきにあたる部分(床)を極力小さくつくることのできる、取り外し可能な可撤式インプラント義歯です。従来の入れ歯に比べ軽量で装着時に違和感がなく、硬いものやスジのあるものでも思い切り咬めます。
また、歯が抜けたことで顎の骨が痩せてしまい口元にシワが寄ってしまった方も、可撤式インプラント義歯を入れることでシワの気にならないハリのある口元になります。
従来は、インプラント治療を行う何ヶ月も前に、ソケットリフトをしておく必要がありました。しかし当医院では、抜歯即時埋入法とソケットリフトを同時に行うことを可能にし、手術の回数や治療期間を大幅に削減しています。